やはり保湿は大切です。 [アトピー]
アトピーの特徴として肌のセラミドが少ないことが知られています。このセラミドが少ないと肌の水分を保てないのでカサカサしたアトピー特有の肌になり、外部からの細菌や雑菌の進入を防ぐこともできません。
ですから、基本的には保湿が必要であると考えられていますが、この保湿から離脱しようとする人も少なくありません。と言うのは、保湿を日々繰り返していると自らの力でセラミドを生産しようとする機能が衰えて、保湿なしでの生活ができなくなるのです。
これに気づいたアトピーの人たちが、保湿から離脱しようと脱保湿を目指すのですが、脱保湿したらセラミドを生産する機能が回復するとはいえません。よく似た現象で脱ステと言うステロイドから離脱しようとする行為がありますが、これとはまた別だと思います。
脱ステすると副腎の機能が回復するのは、多くの方が体験していますが、脱保湿の場合セラミドの生産が回復するようなことはないような気がします。私の経験から、保湿はしないタイプでしたが、感想肌が改善されることはありませんでした。
おそらくアトピーの人には保湿が欠かせないのだと思います。
腸内環境を整えてみよう [アトピー]
アトピーの原因と言われるもは結構多いものですが、その中でも非常に大切だと思われるもののひとつに腸との関係性があります。健康な人でも腸内環境がみだれると肌があれる原因になったりするので、アトピーの人なら当然のことです。
腸内環境を整えるには、食事に気をつけなければなりませんが、糖分を控えるのも大切なことです。糖分と言ってもオリゴ糖や黒砂糖ならよいのですが、一番手軽で一番くちにすることが多いのが白砂糖です。
白砂糖は、飲み物や食事にも必ずと言っていいほど使われているので、完全に避けることはできませんが、コーヒーに入れる白砂糖を減らすなどの工夫は必要だと思います。
白砂糖は摂取しすぎると腸内の悪玉菌を増やして、腸壁を傷つけ腸の機能を低下させます。また、白砂糖を代謝するときにビタミンB群を必要とするので、白砂糖をたくさん取りすぎるとビタミンB群もたくさん必要になり、結局ビタミン不足を、招いてしまいます。
ビタミンB群はアトピー患者に必要なビタミンで不足しがちですから、注意してください。
あきらめたら最後 [アトピー]
アトピーは一般的に治りにくい病気です。治りいくいと言うのは、症状が出なくなっても再発する可能性があり根本的に解決できない場合が多いのです。
というのは、アトピーの原因にはさまざまなものがあり、皮膚の症状が改善されたとしても、自律神経の乱れなどが解決できていない場合が多く、あらゆる視点から解決しようと考える人が少ないのもあります。
アトピーはあらゆる視点から解決して行かないと、間違いなく再発してしまいます。一方的にステロイドの治療を避ける人もいますが、それも大切な治療のひとつであり、それだけに頼ってしまうと副作用などのリスクが発生します。
大切なのは、ステロイドによる治療をしながら自律神経や生活習慣を見直すなどの併用した治療が大切だと思います。また、アトピーは治らない病気だと思い込んで、ステロイドなどで症状をコントロールしていても一生解決はできません。
アトピーは、治る人もいます。これは、ほとんど自然治癒によるものだと考えていますが、あきらめた時点で治るものも治らなくなると言い聞かせることも必要かと思います。